一日中食べ物のことばかり考えてしまう…その理由、知ってますか?

「一日中、食べ物のことで頭がいっぱい」

「食べたら、すぐ次の食事のことを考える」

「何を食べようか、いつも悩んでしまう…」

こんにちは、元摂食障害の管理栄養士、笹喜まきです。

「一日中、ほんとに食べ物のことで頭がいっぱい」は、相談をうけるなかでも、とくに多いお悩みです。いいかげんやめたいのに、やめられないんですよね。

この記事では、約10年摂食障害だった私が、その理由と対策をわかりやすく解説します!

食べ物のことしか考えられない理由は、大きく2つ!

食べ物のことしか考えられない理由は、ほとんどがつぎの2つです。

  • 単純に栄養不足
  • 食べもののことを考えるのがいちばん『ラク』だから

1つ目の「栄養不足」は、もしかしたら思い当たる人もいるかもしれません。

でも、2つ目の食べもののことを考えるのがいちばん『ラク』は、全然ラクじゃない!むしろ辛いのに!!って、ちょっと違和感がありますよね。

どういうことか、順番に解説していきますね。

食べ物のことばかり考える理由1.栄養不足

一つ目の理由は、カラダの栄養不足

太りたくない気持ちが強すぎて、野菜やローカロリー食品しか食べてなかったり、食パン1枚とブラックコーヒーなどで食事をすませていませんか?

あとは、脂質がこわくて、食べるのをひかえていたり。ですが、

大事なポイント
一日の合計が1,000kcalを切るような食事だと、カラダは常に栄養不足です。

やせたい気持ち、太るのがこわい気持ちは、私もほんとに痛いほどよくわかります。

太った自分は許せなかったり、自己管理ができてないと思われる気がするんですよね…。

でも、その前にまず、思い出してほしいことがあります。わたしたちも人間であり、生き物なんです

みんな、動くためにはエネルギーが必要

どんな生き物でも、栄養不足でエネルギーが足りないと、死んでしまいます。動物はもちろんですが、車だってガソリンがないと動かないし、スマホも充電がないと動きませんよね。

なので、生きのびるために、脳は「エネルギーを得ろ!」とカラダに命令を出します。その手段が、人間は食べ物のことを考えることなんです。

つまり、食べ物のことばかり考えてしまうのは、自分がおかしいんじゃなくて、生き物としての正常な反応なんです。

この能力がなかったら、人間はとっくの昔に絶滅していると思います。

食べ物のことしか考えられない=すでに生きるのにキケンな状態なので、体のアラームが鳴っている、と思ってくださいね。

さらに飢餓状態では、ココロにも変化があらわれる

さらに、栄養不足がつづくと、今度はココロにも変化があらわれてきます。

  • 集中力、判断力がなくなる
  • 不安になる、怒りっぽくなる、イライラする
  • 無気力になったり、以前の趣味を楽しめない
  • 人に会いたくない
  • ~しないと気が済まない、こだわりが強くなる

このあたりも、栄養不足のサインです。

まわりの人ともうまくいかなくなってくるので、自分の性格のせいにしたり、相手のせいにもしたりしがちですが、じつは、その原因は栄養不足だったりします

なのでこの場合は、ごはん・タンパク質・野菜(食物繊維)をできるだけしっかり食べることで、本人も食欲や気持ちの変化を実感しやすいです。

迷ったときは、『和風の定食メニュー』を思いうかべてください。ちなみに、「バランスがいいとき」の我が家のごはんはこんな感じです。↓

炭水化物(ごはん)も、最低グーの手1個分はとりましょう。買ってきても、インスタントでもOKです。

コツは、一日1回、このバランスならOK!!!と割りきること。できなかったら、次の日に2回で十分です。

毎食なんて、私もムリです。(笑)朝はパンとヨーグルト。

食べ物のことばかり考える理由2.そのほうがラクだから

食べ物のことばかり考えてしまう2つ目の理由は、『食べ物のことを考えていたほうが、ラクだから』。

「え?」って思うかもしれませんが、実際、ココロの奥の無意識では、そう思っている部分が、どんな人もかならずあります。

むしろ、食べ物のことをひたすら考え続けることで、あなたは『何か』から、助かってるんです。

食べ物の悩みは、なにかを隠している。

「一日中、食べ物のことで頭がいっぱい」

「食べたら、すぐ次の食事のことを考える」

「何を食べようか、いつも悩んでしまう…」

じつは正直、これらのお悩みは、そこだけに注目してもほとんど意味がないんです。

なぜなら、これはカラダの症状(脳の反応)で、ほんとうに解決すべきことではないから。

お話を聞いて、栄養不足の人にはまず食べることをすすめますが、ちゃんと調べてそこそこ食べてるのに一向に改善されない人や、バランスよく食べたいのになぜか食べられない…という人は、だいたいこっちです。

じゃあ、ほんとうに解決すべきことってなんだろう?

じゃあ、そのほんとうに解決すべきこと、っていったいなんなのでしょうか?

たとえば一例をあげると、「食べ物のことばかり考えてしまう」で検索すると、まずは先ほどの栄養不足のほかに、「趣味を見つけよう」とか「ヒマな時間をつくらない」とか、いろいろ出てきます

あえて違うことをする、これはたしかに大事だし、必要です。

でも、いくらネットでそう見たからといって、「今さらやったって…」「私にはムリかも…」っていうネガティブさんが顔を出してきませんか?

私はむしろ、そのネガティブさんこそが、大事なポイントだと思っています。

「楽しんでいい」「失敗したっていい」って、思えてますか?

食べる以外に趣味がない、やりたいことがわからない、という人は意外とたくさんいます。摂食障害でなくても、そういう人は多いですよね。

そんな時は『とりあえずやってみる』ことをおすすめしていますが、それができない、なんとなくやりたくない…から悩んでいるんだと思います。

そこで、「なにがひっかかって挑戦できないんだろう?」と考えてみてください。

すると、なにかを新しく始めるのに対して、心にブレーキが見つかると思います。

心のブレーキとは具体的にいうと、

  • 失敗したらどうしよう…
  • 私なんかがやっていいのかな?
  • どうせまた、うまくいかないんじゃ?

といった不安な気持ちのことです。これは1人1人違うので、ぜひ自分の言葉で出してみてください。

食べ物のことを考えないようにするためには、なにか夢中になれるものを見つけるのがいい、とはなんとなくわかっている。

ですが、「自分も楽しんでいい」「続かなくたって、チャレンジはどんどんしていい」その許可を、自分に出せていますか?本当の問題は、そこの部分だと思います。

自分にOKを出せるようになるステップは、また別の記事でまとめますね。

食べ物のことばかり考えてしまうのは、本当の悩みを隠すため。

こんなふうに、一見食べ物のことで悩んでる人は、じつはみんな、無意識のブレーキさんがかくれてるんです。

いまの例は『新しいことに踏み出せない人』でしたが、ほかにもいくつかパターンがあります。

  • 今の仕事や人間関係に不満がある
  • 家族に対して不満がある
  • 将来が不安
  • お金が不安

だいたい皆さん、このどれかの悩みも平行して持っています。

そして、それは具体的に言える場合もあるし、まだなんとなーくの場合もありますね。

ちなみに私は、全部でした。

でも、この辺の悩みに、真剣に向き合うのって、めっっっちゃ勇気いりますよね

イヤだし、見たくないし、言いたいこと言ったら何て言われるかわかんないし、さらに困ったことになっても困るし、自分なんかダメでキライで当たり前だし、

とにかく、……辛い。ですよね

だから、それを考えなくてすむように、本当の問題に向き合って辛さを感じなくてすむように。人は、あえてちがうことを考えるんです

つまりそれが、食べ物のこと。

大事なポイント
人間の脳って、基本的にラクなこと、メリットのあることしかしないんです。つまり、『食べ物について考える』ほうが、現実に向き合うよりもメリットが大きい、っていう面はかならずあるんです。

だって、食べ物のことならいくら考えても、命にキケンないし、それだけで存在を否定されることもないし。

つまり、頭のなかが食べ物でいっぱいになるので、栄養面・ココロの面どっちでも、『自分を助けようとして』おこってることなんですよ。

まとめ:

さいごに、もう一度おさらいです。

「一日中、食べ物のことで頭がいっぱい」

「食べたら、すぐ次の食事のことを考える」

「何を食べようか、いつも悩んでしまう…」

これらの悩みの正体は、大きく2つです。

  • エネルギー(栄養)が足りなくて生きるのにキケンな状態なので、脳が「食べろー!」と信号をだしている
  • 心がこれ以上辛いことを考えなくてすむように、自分を守っている

食べ物のことが頭からはなれないのは、どちらの場合でも、『自分を助けようとして』脳が自主的にやっていることなんです。

とくにダイエットがきっかけで摂食障害になった人は、この2つがダブルでおきてることもあります。

あなたの体は、自分を守るためにつねに動いています。なので、まずは自分の体や食欲はあなたの味方なんだ、と思ってほしいです。

そこで、今すぐできる対策は「自分はダメだ」と言うのをやめること

自分はダメだ、というのは、いまの自分はNG、ということです。さきほど少しふれた、「自分にOKを出す」とは反対の行動ですね。

あなたがこれ以上傷つかないように、けなげに頑張っている脳や体を、まずは否定しないでみてほしいんです。

自分いじめをやめられるのは、自分だけなんです。

自分いじめをやめられるのは、自分だけ。

あなたは、ほかの誰かに面とむかって、「ダメ」とか「デブ」という、傷つく言葉をかける人ですか?

この記事を最後まで読んでくれたあなたは、きっと、むしろ言われる側の痛みがわかる人のはず。

自分いじめをやめれば、食べ物やカロリーのことは、いつのまにか自然と気にならなくなっていきますよ

読んでくださって、ありがとうございました。

 

 


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